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「決して見てはなりません」

「見てはいけない」と言われると、ますます見たくなってしまう心理。
これを「カリギュラ効果」というのだそうです。




あまりに過激な内容のため各地で上映禁止の措置が取られ、それがかえって人々の興味をそそってしまった「カリギュラ」という映画が、この言葉の語源です。




この、「カリギュラ効果に煽られてタブーを破り、悲劇を迎える」というモチーフが、世界中の神話や民話の中に見受けられるというのも面白い話です。
ギリシャ神話のパンドラの箱や、日本神話のイザナギによるイザナミ奪還のくだり、さらには浦島太郎や鶴の恩返しの話などなど…



心理学者のC・G・ユングもここに着目し、「集合的無意識」という概念を提唱しました。




すなわち「人間の心の深層には、潜在意識のさらに奥底に人類共通の記憶や心理が眠っている。
人々は心の奥底で意識を共有していて、つながっているのだ」という事。




見てはいけないものほど見たくなってしまう。
知ってはいけないものほど知りたくなってしまう。
これらはもう、人間の業なのでしょう。
変な話、この人類共通のタブーが人間を人間らしく、人間臭く、愛すべき存在にしているとも言えるのかも。




タブーを破りたい誘惑は、とても魅力的。
でも、思い切って破ったタブーが実はただのハッタリだったなんて事も、良くある話。
くれぐれも惑わされないよう、気をつけたいですね。
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