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休みの国はまだ遠い

「日本人は働き過ぎだ」
欧米諸国から、かつてそう揶揄されていた時代がありました。




「日本も欧米並みに休暇を取る習慣をつけなければならない」
そう主張する知識人もたくさんいました。




確かに、昔聞いた欧米のバカンス事情にまつわる話は私達の海外への憧れをより一層募らせるものでした。
南仏プロヴァンスへのまるまる一ヶ月の旅行とか、スペインのシエスタの習慣とか。
海外生活のエッセイなどを読むと、日本人には新鮮な話がたくさん出て来てワクワクしたものです。




「いつかお金と時間に余裕が出来たら、欧米人のような優雅な生活を送りたい」
多くの日本人は、そんな夢のために休む間を惜しんでせっせと働いて来たのです。
当の欧米人にどんなに揶揄されようと。




ところが。
その欧米から端を発した、リーマンショックだのギリシャの経済破綻だのという危機的状況。
バブル崩壊から立ち直れない日本に、さらに追い討ちをかけるような事態が訪れました。




その上、あの東日本大震災です。




今や、これから先の生活をどう維持して行くかが今の日本人に取っての課題になってしまいました。
優雅なバカンスなどと言ってる場合ではなくなったのです。
少なくとも一般市民は。



この、どん底の状況からどう抜け出せばいいのか。




綺麗事を言ってしまえば「希望を持とう!」という言葉になるのでしょうが。
「希望」という抽象的な言葉を使うから、上っ面をなぞるだけのような表現になってしまう。
ならばいっそ、




「欲を出そう!」




と言ってしまうのはどうだろうか。




小さな事からでいいんです。
「来月お給料が出たら、新しい服を買おう」とか。
「来月お給料が出たら、焼肉でも食べに行こう」とか。
つまり、そういうささやかな「自分への御褒美」を、出来る範囲のところから自分に許していいんじゃないか?って事なんです。
だってお金を使わなきゃ、経済は動きませんから。




そうやって小さなところから経済が回って行って、小さな欲がだんだん大きな欲に育って行って。
そしてまた、優雅な海外へのバカンス休暇を夢見る事が出来る世の中になれば…




甘い考えでしょうけれど、でも私達ひとりひとりがこの程度の欲を出せなければ、それこそもう日本は終わりだと思います。




心を折らない事。
絶望しない事。




これからが、日本の正念場です。
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