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破壊と創造

最近、パール系のアクセサリーがトレンドのようですね。




元々流行り廃りのない素材ですが、フォーマルなシーンやフェミニンなファッションくらいにしかコーディネート出来なかった以前と比べて、カジュアルなスタイルにも合わせやすいデザインになっていたりして使用頻度が高い定番アイテムになっているようです。




その中でも私がお気に入りなのが「コットンパール」という素材。
軽くて独特の質感があり、これを使うとアンティークな雰囲気のアクセサリーに仕上げる事が出来ます。
普通の安価な樹脂製のパールビーズと違ってお値段は少し張りますが、それでもお洒落度はグンとアップ。




そんな流行りに乗っかって、私もコットンパールを使ったネックレスを作ってみました。





相変わらず写真が下手糞でコットンパールの質感はいまいち伝わらないかもですが(笑)




ところで、いざアクセサリーのハンドメイドに挑戦しようとなると、意外と材料費がかさみますよね。
作りたい物のデザインによっては、既製品を買った方が安上がりだったりして(笑)




そこで考えたのが、その既製品を利用する方法。




つまり、既製品で安価な物を買って、それをバラしてしまうのです。
300円均一のショップで売っているようなアクセサリーであれば手芸店で個包装されて売っている物と素材自体は同じですし、計算すればそちらの方が安く上がるんです。





と、ここで私はふと気付きました。




もしかしたら私はコストダウンのためというより、わざわざ完成された製品を買って、それをバラバラにするという行為自体を楽しんでいるのかも。




皆さん御存知のように、タロットカードには「死神」という禍々しいカードがあります。
タロット占いにおける死神のカードの出現は、必ずしも不幸を意味するものばかりではありません。




その人のためにならない悪い習慣や因縁、あるいは思考の囚われ。
その人が前に進むために邪魔になるそれらのものがバッサリと切り捨てられる時、死神のカードは現れます。




何かを破壊して、そこから新たな何かを創造する。
人間が前向きに生きて行くためには必要なプロセスです。




そのプロセスが、死神のカードに凝縮されているのです。




たぶん私自身も、買って来たアクセサリーをわざわざバラバラにするという一見無意味な行為に没頭する事で、死神の破壊の創造のプロセスを疑似体験しているのかも。




まぁ、スケールのちっちゃい疑似体験ですけどね(笑)




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